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「平成のアラサーゆとりん」の挑戦ノート

【【読書169冊目:『安藤忠雄 仕事をつくる―私の履歴書』(安藤忠雄)】と素敵なサムシング 

寒い日が続きますね。。

みなさま風邪などひいていないでしょうか。

 

かまさかさんです! 

  

 

【読書169冊目:『安藤忠雄 仕事をつくる―私の履歴書』(安藤忠雄)】と素敵なサムシング 

安藤忠雄 仕事をつくる―私の履歴書

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読書目的・理由】

 

昨日の続きで、「建築」がらみの本をチョイス。

安藤忠雄は言わずと知れた世界の巨匠建築家です。

 

 

※こちらの本は2011年に日経新聞の「私の履歴書」に掲載されたものを単行本化したものです。

 

 

【学び・読書メモ】

  

■日々、人の命を安全に守り、安心して暮らせるようにする。それが建築家の仕事。

苦難の連続。当たり前。

 

■朝起きてから寝るまでひたすら建築の本を読んだ。

 読むだけでは理解できない。語らう友人も、導いてくれる先生もいない。

それでも意地と気力で一年間やり続けた。

(※補足※安藤氏は大学に進学していません。大学に進んだ友人が使用している教科書や専門書を読んで全て独学で習得したのです!)

 

■建築とは、人間が集まって語り合う場をつくる行為にほかならない。

 集まる人の心と心を繋ぎ、感動を刻み込む。

 

 ■仕事道具は自分持ち。

大工がかんなを大切にするように、道具一つに責任を持って自前で用意すべきである。

 

■「失敗してもええから、全力でやれ。」(佐治敬三

天保山サントリーミュージアムの設計依頼時のクライアントの言葉。

当時、規模が大きくなる依頼にANDO自身も経験の無い不安に襲われていたという。

 

■「青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の持ち方を言う。」

(サムエル・ウルマン:アメリカの詩人)

 

■建築も社会も理屈だけで割り切れるほど単純ではない。

何としてでも諦めない貪欲さを持つ。

 

■日本には、技術革命よりも、経済よりも、何よりも「自立した個人」という人格を持つ人材の育成が必要。

情熱と気迫と、不安と自立。

 

 

 

【自分への落とし込み】

 

安藤忠雄には双子の弟がいて、かつて二人ともプロボクサーだったのはご存知でしょうか。

 

さらっと文中で公開されていますが、何となく納得がいく部分があります。

建築は全て独学。後ろ盾も何もない。

そんな中で、彼が持ち続けてきた情熱は誰よりもアツいものだったとその軌跡から分かります。

 

 

2度程、彼の講演会に参加したことがあります。

しゃがれ声(失礼)で、おかっぱ頭を振り乱し、豪快に笑う。

時には冗談を言い、「1980年以降に生まれたヤツは甘やかされて育った、自立が必要だ!」と言い続けていました。

 

公演後は関連著書を購入すると表紙裏にサインを書いてくれるという特典付きでした!

(商売上手)

もちろん長い列を並びました笑

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文中で印象的だった言葉があります。

 

「失敗してもええから、全力でやれ。」

 

私が言われた言葉ではないですが、本を読んでいる私に言っているような気がしました。

 

「失敗してもええから」

 

これは魔法の言葉です。

 

言っている方は

「こいつは失敗せえへん!」

と思っているからこう言えるのです。

 

信じてもらっている!自分をかってもらっている!

こんなに嬉しい言葉はありません。

と同時に、本当に失敗はできません。

 

 

死にものぐるいでやるしかないのです。

 

 

その繰り返しで安藤忠雄は”世界のANDO”になったのだと思います。

 

 

ANDOの情熱に負けないように。

やるしかないのです。

 

 

 

では、また!

 

安藤忠雄 仕事をつくる―私の履歴書

安藤忠雄 仕事をつくる―私の履歴書