【読書177冊目:『天才はあきらめた』(山里亮太)】と素敵なサムシング
かまさかさんです!
遅くなってしまった!
【読書177冊目:『天才はあきらめた』(山里亮太)】と素敵なサムシング
【読書目的・理由】
記憶に新しい、6月に結婚会見を開いた南海キャンディーズの山ちゃんこと、山里さん。
本当におめでとうございます!
本書は結婚発表前に一度読んだことがあったのですが、あらためて読み返してみることにしました。
また違った観点で山ちゃんの”独特の思考”を覗くことができます。
【学び・読書メモ】
■自分は何者かになる。
その何者かにたどり着くために必要な労力を呼吸するように出来る人、それが天才なんだ。
■僕は本当に運が良い。
何より人と出会う運が抜群に良い。
■芸人:僕らは”商品”だから”良いショーケース”にならばないと買い手がつかない。
その”良いショーケース=大きな舞台”のチャンスが巡ってきた時、必ずものにする。
■他人からの良く分からない批判に屈しないくらい、自分に自信を持つ。
努力は「これだけ頑張っているんだから。」という何にも代えがたい御守り。
【自分への落とし込み】
山ちゃんらしい、言葉のチョイスとその切れ味が文面からビシビシ伝わってきました。
南海キャンディーズはコンビ間の不仲説など当時は噂されていましたが、赤裸々に相方しずちゃんに対する当時の想いが素直な言葉で述べられていました。
NSC入学前や下積み時代の悔しかったことや失敗の数々、それを次にどう繋げるかをノートに細かく記録しているそうです。(今も。。。!?)
中でも、驚いたのが漫才のセリフです。
てっきり、大体の流れや核となるセリフを覚えて、本番はアドリブ混じりで行っているものだと思っていたのですが、
「て・に・を・は」の助詞まで、一言一句間違えないように何回も練習したと言います。
細かなニュアンスで伝えたい「笑い」の流れが悪くならないよう、そこは相方しずちゃんにも徹底していたと言います。(これがしずちゃんに大きなプレッシャーを与える原因でした。。)
また、本来ならば息抜きや遊びとしてカウントされるであろう映画も、観終わった後にノートに気に入った言葉を記録し、その言葉をどこで使ったら面白いかも併せて検証していたと言います。
まさに、山ちゃん自身が述べている「息を吸うように努力をしている。」人です。
最後に山ちゃんを良く知るオードリー若林さんがエピローグでこんなことを書いていました。
「山里良太は99%の成功があったとしても1%のミスに注目する。
彼はその1%のミスと今も毎日毎日格闘している。」
「天才はあきらめた。」というタイトルですが、
100%の成功をおさめる天才よりも、
1%のミスに苦悶し、努力し続けるその人の姿が見る人を引き付けるのだと思います。
では、また!