【読書113冊目:『自己プロデュース力』(島田紳助)】と素敵なサムシング
かまさかさんです!
幻の本入手!手元に届き次第、直ぐに読書!
【読書113冊目:『自己プロデュース力』(島田紳助)】と素敵なサムシング
【読書目的・理由】
以前の読書本での著者(山口 周氏)の紹介関連図書より。
なんと、この本2009年にヨシモトブックスから出版されたきり、現在絶版。
本書自体は2007年のNSC特別講義の内容を収録したものです。
【学び・読書メモ】
★自分だけの「教科書」をつくる。
コンビを組む前、初めは「オモロイ!」と思った漫才を片っ端から録音してノートにまとめた。「てにをは」まで拘る。
自分の立ち位置(X)と時代の流れ(Y)を考えろ。
そしてその答え合わせを正解にしていく作業を人は努力という。
■勝てない現場には行かない。
「天性の明るさを持つさんまには勝てない。だから僕はヒール役や。」
■本当の客を見極める。
ターゲットを絞る。(紳助さんの漫才のターゲットは20〜35歳の男性)
一部に強く支持される笑いで勝負。
「オンナを笑かしたいんと違う。そんなモン、学園祭でやっとけや。」
■今の漫才だけ見ていても駄目。
その時代、その時代にどんな漫才がウケていてそれがどういう風に移り変わってるのか、あるいはずっと共通しているものがあるのか。徹底的に調べる。
(島田洋七さん、海原千里・万里さん)「間」の研究。絶対勝てる「システム」。
■知っていることしか喋っていない。
ただ、一分野につき1箇所を掘り下げて全部を知っているような顔をすればいい。
■頭で覚えるな、心で覚えろ。
誰でも知っている真ん中は要らない。知る必要がない。(知識のドーナツ化)
■「夢の数」と「若さ」には十億の価値がある。
(NSC受講生に対して)
「神様が売ってくれるのなら、金がなくなってもいい、僕は十億で買う!」
【読書を踏まえて自分にどう落とし込むか】
■「てにをは」まで拘ったエピソード。
山里亮太の著書、『天才はあきらめた』にも同様のことが書かれていました。
彼自身も徹底的にノートに記録し、とりつかれたかのようにテンポや間を入れるタイミングとともに語句のニュアンスまで一言一句違わないように練習したそうです。
また、漫才の限られた時間の中で作り上げる笑いのストーリー。
勢いのある漫才テンポからアドリブのように見せかけたテクニックで笑いを誘導し、
緊張と緩和を交互に引き出しながら笑いの場を温めていく。
ネタを進めながら雪だるま式に笑いを徐々に大きくしていく。
そこにかける情熱は私たちにも必要なもの。
良く言う話ですが、お笑い芸人は「笑われる」のではなく彼らは「笑かし」のプロ。
それは必然的に巻き起こしている漫才。お笑い。私たちが気が付いていないだけで。。
良い意味でゾッとする。
しゃべくりと彼の漫才は意図して作り込まれたものであり、
彼自身が才能を証明するために、舞台を選びながら戦ってきたこと。
エッセンスが詰まりまくっていました!
自分だけの教科書作りとその答えあわせ。
(誰かが「コンパス」と表現していました。)
ただ、実際に行なっている人はわざわざ言わないだけで、
この一度限りの講演会のように「笑いのエッセンス」手の内を明かしてくれたこと。
それを知れたこと。やっぱりな。と確認出来たこと。
いつか、このブログを読み返した未来の私。
ちゃんと彼女が答え合わせ出来るように。結果を出すまでやるしかない!
では、また。