【読書156冊目:『たどりつく力』(フジコ・ヘミング)】と素敵なサムシング
かまさかさんです!
【読書156冊目:『たどりつく力』(フジコ・ヘミング)】と素敵なサムシング
- 出版社: 幻冬舎 (2016/5/28)
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【読書目的・理由】
以前、ピアニストの辻井さんの本を読んで、他のピアニストにも興味を持ったので。
また、フジコさんが徹子の部屋に出ていた時に徹子さんに引けを取らないほどユニークな人だったので。
【学び・読書メモ】
■音楽家は他人の才能に気付きやすい。
それを嫉妬に変えるか、自分の練習を顧みるエネルギーに変えるか。
■人は誰でも精神的にすり減ってしまうもの。そこでの自分なりの対処法を見つけること。
■感動が喝采に変わる瞬間を味わいたい。
■音符のちょっとした間やリズム、そして音の揺らし方で個性を出す。
早いテンポやテクニックを見せつけるような弾き方はしない。
リストやショパンが生きた時代を想像しながら弾く。
そこでは車ではなく、馬車が走っている。
■年を重ねるほど、都会に住むべき。
人と会うと、自然にオシャレができる。
■人の真似をしない。
自分を偽ることになるから。また、人の真似をしない。
そして、できない自分を憐れまないこと。
【読書を踏まえて自分にどう落とし込むか】
現在86歳のフジコさんは波乱万丈の人生だったと言います。
1999年のNHKドキュメント番組で注目を浴び、そこから名前が知られるようになったとありました。
それまでは、文中にあるように極貧の中で命を削りながらピアノを弾いているような人でした。
だからこそ、慈しみ深い音を奏でられる。と言う声もあります。
実際、フジコさんの演奏はリズムの取り方が独特です。
そこに彼女なりのエッセンスがあります。
ピアニストの世界ではもっと専門的な次元で評価されるのでしょうけれど、素人から見ても”何かが違う”ことは確かに感じ取れます。
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最近、仕事で評価されないと感じることが続いていました。
一つ一つ真剣に取り組んでいるのに、それが契約に結びつかない。
さらには自分の仕事量や成果物にも目もくれず、一つのミスに対し100%の非がこちらにあるような言い方を大きな会議で皆にされていたことを人伝に知りました。。。
ショックでした。
契約に結びつかなければ、努力も無駄になってしまいますし、それが立て続けに何件もあったので「泡をつかむような仕事内容」に嫌気がさし、給料も変わらないので
正直「あほらし。」と思ってしまいました。。。
そんな中、そんな腐り切った気持ちを叱咤してくれる言葉に出会いました。
文の抜粋とリンクを貼ります。
■「評価されない、お金がもらえないから、頑張らない。」って言い続けると、ますます頑張らなくなる。
当然、そんな奴の評価なんて上がるわけない。」
■「みんながどう思うかなんて、どうでもいいんだ」って。自分で頑張ると決めたから、頑張るっていう習慣こそが、重要なんだよ。」
■「逆に、仕事で手を抜くと他の人のウワサばかり気になるし、結局「ベストを尽くす」という習慣が身につかない。そうだろ?それで、どんどん自分がいやになる。なんでおれ、愚痴ばかり言ってんだ、おれって、こんな情けない人間だったかって。」
■「そう、頑張るかどうかは、他の人が決めるわけじゃなく、自分が決めること。常にベストを尽くす習慣だよ。
「評価されるときだけベストを尽くそう」なんて器用なことは多分できない。」
何度も読みたいのでもっと抜粋したいのですが、
あまりベタベタ貼ると、このHPの作者に悪いので。。。
皆さんも是非このページを読んでみてください!(以下、リンク)
誰だってそうです。
スケールは違いますが、フジコさんだってそうです。
「自分はどうか。」です。
あなたは、それをとことん突き詰めましたか。
あなたは、それを何のためにやっているのですか。
私は、どうだろう。。。
腐り切った性根をもう一度叩き直して、
もう一度頑張ってみようと思いました。
今日も全力で作品をつくる!
では、また!