まさかの鎌坂さん at the Rainy morning hill

「平成のアラサーゆとりん」の挑戦ノート

♯28 親鳥のエサを待って口を開けっぱなしにしている雛鳥になってはダメ。

 

Voicyで誰かが紹介していたので興味を持って読書。

元アイドルSDNの大木さん。

現役時代の活躍は知りませんでしたが、私と年齢も近く、思っていること、悩んでいることも似ていて感情移入しやすい一冊でした。

 

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アイドル→会社員→独立

という経歴の彼女ですが、「お金を稼ぐ」ということに真剣に向き合っているそうです。

 

「アイドルやってた時は誰もお金の稼ぎ方を教えてくれなかったし知る必要もなかった。」とVoicyのゲストで招かれていた時に話していたので「正直で良いな。」と思い、そこにも共感しました。

 

アイドルじゃなくても、社会人やってたらお金の管理や稼ぎ方、利益の生み出し方、そこへのアプローチの仕方。なんて普段気にも留めません。

営業部長や経営者だったら話は別ですが、例えば事務社員や技術社員として働いていたら、「知る必要もないな。」と得られる情報も無意識の内にシャットアウトしてしまっています。

 

ダメです。

 

教えてくれない、じゃなくて勉強しないと。

 

彼女はフリーになったことで(フリーライター)勉強して、実戦して、あがいています。

 

私は会社員(技術社員)ですが、一つのことをやってれば良い。と思わずにいろんなことに首を突っ込んで、自分が経営者だったら。。という視点で向き合おうと思いました。

 

 

会社は親じゃありません。

確かに定期的に安定した給料は頂けます。

親鳥のエサを待って口を開けっぱなしにしている雛鳥になってはダメです。

 

エサ(勉強して吸収するチャンス)は自分で取らないと。

 

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彼女のこのエッセイ。

微妙な感情を赤裸々に言語化していて読みやすいです。

例えばこの一文。

 

「翌日は朝六時に起床し、粒子の細かい冬の澄んだ空気を、部屋いっぱいに窓から取り込む。」

 

「新鮮な空気→粒子の細かい冬の澄んだ空気」

と言い換えています。

 

また、

「部屋の四隅に溜まっていたホコリも、固くしぼった雑巾でしっかりと拭き上げた。」

 

「固くしぼった」という形容詞が「しっかりと」という彼女の決意を強調しています。

 

読みながらハッとした自分がいました。

こういう文章が書けるところに憧れます。